お問合せ先/各務原青年会議所事務局 TEL:058-383-3655 MAIL:kakamijc@lilac.ocn.ne.jp 受付時間/月~金曜10時~16時

2019年度 第49期理事長所信

公益社団法人各務原青年会議所 第49期理事長所信

理事長 小島 聡太郎

志高く踏み出そう!

~人と人がつながる郷土(まち)づくり~

はじめに

東京で大学生活を過ごした後に就職したが、家業を継ぐために27歳で生まれ育った各務原へ戻った。社内の周囲は経験豊かな社員ばかりであり、右も左もわからず誰に質問すればいいのか戸惑い、プライベートでは友人との交流が途絶えていたため、気さくに話し合える相手がいなかった。そんな時、父が青年会議所で活動していたことがきっかけで、JC青年の船「とうかい号」に乗船しないかと誘われた。青年会議所とはどのような団体なのか、どのような活動をしているのか分からなかったが、父の勧めもあり乗船することにした。そこでは、同年代の青年が、意見を出し合いながら参加者の為に活動していた。「なぜここまで意見をぶつけ合えるのか?」。興味を持った私は、青年会議所への入会を決意した。
入会し配属された委員会に初めて参加した際、先輩方が意見をぶつけ合う姿に面食らった事を今でも鮮明に覚えている。とうかい号でも感じた、その「なぜ? という疑問の答えを知るため、積極的に青年会議所活動に参加した。活動する中で、何もない状況から立ち上げた事業が多くの人の心を動かす秘訣は、一つの目的の為に、お互いが共有した時間の長さだと実感した。13年継続された桜観覧船の後継事業を担う委員長の役を担わせていただいた際には、このような事業にしたいと理想を抱くほど、自分に圧し掛かる負荷を苦痛に思うことがあった。しかし、事業を任せてもらったことへの責任感と、事業に参加してもらう人達にまちの魅力を実感してもらいたいという使命感を胸に全力で取り組んだ。周囲の人を巻き込むには、責任感や使命感を持ち自分以外の誰かの為に行動を起こすことが大切である。また、新たな学びと人とのつながりを求めて日本本会や東海地区協議会、岐阜ブロック協議会へ出向した。出向先で出会う仲間は、集まり共に過ごす時間が有限だからこそ、初対面から本音で議論し、相手と真摯に向き合う姿勢を持っていた。私は出向を通して、時間が限られている中で相手に自身の意見を積極的に伝える大切さを強く感じた。
志を持ち行動する中で、自らに負荷をかけることが自己の成長につながると確信する。負荷をかけるとは、嫌なことや苦手なことから逃げるのではなく、志を高く持ち一歩を踏み出すということである。本気で前に進む者には必ず助けてくれる人が現れる。我々の貴重な青年期を費やすに値する青年会議所運動を展開しよう。

SDGsを意識した事業の展開

国際組織である青年会議所は、「明るい豊かな社会の実現 を達成するための手法として、2015年9月に国連サミットにて採択され、2016年から2030年までに達成すべき国際目標(Sustainable Development Goals)に積極的に取り組んでいる。持続可能な世界を実現するため、発展途上国のみならず先進国が取り組むべき17のゴールと169のターゲットから構成され「だれひとり取り残さない」ことが誓われており、日本本会においてもSDGsの推進活動をおこなっている。各務原青年会議所として、SDGsを念頭に置いた事業を展開することで推進活動の一助となるよう日本本会と連携していくことが大切だと考える。

郷土を愛するひとづくり

郷土づくりの目的は、自分達が住み暮らす郷土を愛する事にある。郷土に住み暮らす人にはこの先も変わらず関わりを持って欲しい。そして、若い世代の人が、たとえ学業や就職の為に一度郷土を離れたとしても、いつかは戻ってきたいと思えるような郷土づくりをしたい。
私が幼い頃、地域の大人達は私の顔を見ると声を掛けてくれた。地域の中で自分の居場所があるのだと感じられるその環境が大好きだった。ところが、学業と仕事の為に10年間各務原を離れている間に、私のつながりは薄くなっていた。祖父母から地域の話を聞いてはいたが、実際に顔を合わせても、挨拶程度で会話は弾まなかったことを記憶している。その後、地域の集まりに顔を出すようになり以前と変わらぬつながりを築くことができたが、そこに住まう人との関わりの深さが、郷土を愛することにつながっているのだと実感した。郷土とは場所だけではなく、そこに住み暮らす人まで含めて構成されているのである。
人と人が顔を合わせてコミュニケーションを図ることでつながりが深まり、いつかはあの人のいるところに戻って来たいと思える郷土となる。愛される郷土であるために人と人が関わる場をつくらなければならない。

未来を担う青少年の育成

 子供達は郷土の未来を担う人財である。郷土の未来を切り拓くために、柔軟な発想力で多くのことに挑戦しようとする行動力を身に付けて欲しい。
子供には、好奇心を持ち行動する中で考える楽しさや、やってみたいと思える環境が大切だからこそ、我々は子供のためと必要以上に手を貸さず、自らの力でやり抜こうとする機会を創出しなければならない。さらには、子供達が社会変化の多い時代を生き抜くために、言われたことだけをこなす受動的な姿勢ではなく、自ら考え行動する能動的な姿勢が重要である。そして、それら多くの経験を活かすことが、いろいろな角度から郷土の課題を解決へと導くことのできる自立した大人へと成長するきっかけとなるはずである。

志高きJAYCEEと魅力ある人財との交流

 各務原青年会議所で中枢を担ってきた経験豊かなメンバーが卒業し、会員の減少と共に世代交代が進んでいる。私は、その状況の中で現在所属しているメンバーに、青年会議所に対する思いをはじめ、事業に携わることへの責任感や使命感に差が生じ、活動に取り組む意欲に違いが出ていると感じている。今一度、我々一人ひとりが「人生の学び舎」と表現される青年会議所に身を置く中で、青年会議所活動に真摯に取り組む必要があるのではないか。
 我々は、自ら率先して行動を起こし、周囲の人を巻き込むことが出来る人財となる必要がある。会社や団体に属する一人の青年経済人として、何事もやり抜く責任感と使命感を持ち、辛いことや苦手なことから目を逸らすのでなく、積極的に関わり新たな学びを得たい。そして、その経験を活かし行動し続ける志高いJAYCEEでありたい。
青年会議所は、40歳で卒業という組織の特徴があるからこそ若さと情熱に満ち溢れた組織であり続けることができる。私達に成長の機会を与える青年会議所にとって、多くの仲間が必要である。より多くの仲間と活動することで、新たな気付きや知識が得られるからである。その力を持って展開する運動は、各務原により大きなインパクトを与えることできると確信する。一人でも多くの魅力ある人財との交流は、新たな人財との出逢いにつながり、組織をより良くするきっかけとなる。共に友情を深めることで一人が一人を入会に導く「イチイチ運動」に徹したい。
誰もが活躍できる「一億総活躍社会」の実現に向けて女性が社会で活躍している姿を多く見かける現代において、女性ならではの視点や、考え方も必要になってくる。一人でも多くの魅力ある人財との交流は、新たな人財との出逢いにつながり、共に活動することができれば組織をより良くするきっかけになると確信する。
まずは、我々が青年会議所活動を通して自己成長しよう。現状に満足し成長の機会を逃がしていないだろうか。青年経済人こそが地域を牽引するリーダーだという気概を持って共に勇気を持って踏み出そう。そして、多くの高い志を持つ魅力ある人財と運動を展開するとき、濃密で有意義な時間を過ごすことができる。失敗を恐れず、果敢に挑戦し続けることができる仲間と交流しよう。

創立50周年を見据えて

 2021年、各務原青年会議所は創立50周年を迎える。周囲から必要とされ半世紀に渡り地域に存在してきた。これまでの歴史を築き上げてこられた先輩諸兄に敬意を表したい。創立40周年の際に先の10年を見据えて制定され、創立45周年にて中間検証をおこなったビジョンを再確認し、この先も地域から必要とされる青年会議所として目標に向かい継続して運動を展開し続けるために、メンバー一丸となり修練し続けたい。

結びに

 自らの決意で入会して7年、挑戦した多くの機会の中で失敗を恐れて後ろ向きになることや、行動することに臆病になることもあった。しかし、青年会議所運動の中で得た経験が、弱気な自分を見つめ直すことになった。私たちの前には無限の可能性が広がっている。自ら一歩を踏み出し、自己成長へとつながるチャンスを掴み取ろう。荷が重いと思うことでも、勇気を出して率先して行動して欲しい。
「修練なき奉仕はお節介」我々の主観や思い上がりで展開する運動では参画している人の心には響かない。たとえ小さくとも確かな一歩を踏み出し、周囲の人を巻き込みたい。
困難な壁に挑み乗り越えた時、青年会議所には共に喜んでくれる仲間がいる。自分一人では越えることの出来ない大きな障害も同じ時間を共有する仲間となら乗り越えられる。志高く踏み出し続けよう。我々が明るい豊かな社会を実現するための運動を展開しよう。

基本方針

  • 一、何事にも率先して踏み出そう!
  • 一、次代に引き継ぐための郷土づくりを意識しよう!
  • 一、行動力と発想力の豊かな人財の育成。
  • 一、地域を牽引するリーダーだと気概を持とう!
  • 一、会員数50名への挑戦!行動量と情熱あるイチイチ運動の徹底。