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2026年度 第56期理事長所信

一般社団法人各務原青年会議所 第56期理事長所信

理事長 後藤 泰輔

共存共栄

~想いをひとつに、ともに未来へ~

【はじめに】

 私は、2021年1月に各務原青年会議所に入会させていただきました。今、振り返ると入会してから青年会議所の魅力に気づくまで時間がかかったと感じています。それと同時にもっと早く青年会議所の魅力に気づき、もっと多く関われば良かったという後悔が頭の中をよぎります。では、なぜ私は青年会議所の魅力に気づかなかったのでしょうか。それは青年会議所の活動に対して自主性がなく、何が目的で、どのようなことが学べて、何が身につくのか、そして自分がどう成長するのかなど、自分の未来を描こうとしなかったためです。しかし、青年会議所はそんな私に幾度となく機会を提供してくださいました。まずは、2023年4月例会で担当した高校生を対象とした『アオハル音楽甲子園inかかみがはら』では高校生の一生懸命な姿や練習を積み重ね成長した姿を身近で感じました。それだけでなく、「また開催してください」「ありがとうございました」などたくさんの声をかけていただき、ひとのため、まちのために活動する楽しさを体感し、今でも青年会議所の活動の活力となっています。そして、私が青年会議所の魅力に引き込まれた最大の転機は、その翌年に専務理事という役職を担ったことでした。周りからは、彼にはまだ早いのではないかと反対意見も多かったと伺っていました。うまくいかないこともあり、時には立ち止まりそうになった時もありましたが、1年間乗り越えられたのは、陰ながらサポートしてくださる心の支えが身近にあったからです。この1年間で、支え合いの大切さ、ひとの温かさ、人脈の広がりや出会い、青年会議所の活動目的、能動的に動くことの大切さ、リーダーシップの大切さなど感情的にも理論的にも多くのことを学ぶことができ、大きく成長させていただきました。各務原青年会議所というひとつ屋根の下で切磋琢磨し、メンバーひとりひとりが支え合い、能動的に活動し共に成長できるこの環境こそが、これからを担う私たちにとってかけがえのない場所であるといえます。

 さあ、みんな、このひとつ屋根の下で共に学び、共に活動し、共に成長していきましょう。

 

【私たちが活動を続ける意義】

 そもそも私たちは、なぜ、活動を続けるのか。

 私は、この問いに対してしばらく自分の答えが見つかりませんでした。しかし今は自分自身の芯となる答えを持っています。青年会議所の活動をしていく中で、自分自身の答えを持っているか、持っていないかで自分の成長度がこんなにも違うのかということを体感しました。

 冒頭の問いに対して私は、その原点は『リーダーの輩出』であると確信しています。近年では、予測不能な社会情勢となり今までにない環境の変化や、目まぐるしいスピードで時代が進んでいく世の中へと変化しています。この変化に伴いさまざまな課題が次々に生まれているのが現状です。私は、この課題に対し運動を起こす『リーダー』の存在が必要と考えます。では、どのようなひとがリーダーといえるのでしょうか。私が考えるリーダーは、目的や目標に向かい、ひとの心を動かし、ひとを導くことのできる『影響を与え、先導できるひと』であると考えます。

 ここ各務原の地は恵まれたまちとはいえ、この変化にともないさまざまな課題があるのが現状です。私たちはこの課題に向けて運動を起こしていく必要があります。運動が起こらないまちは、課題だらけのまちとなり、やがて衰退していきます。私たち各務原青年会議所メンバーは、ひとりひとりがリーダーである自覚を持ち、リーダーシップを繰り返し学び、運動を展開していくことが必要です。リーダーが多く存在するまちは活性化し、持続可能なまちへと発展していきます。

 ひとりひとりがリーダーとなり、組織も地域も共に発展していきましょう。

 

【青年会議所で一緒に活動しよう】

 各務原青年会議所は、成長と発展の「機会」を提供し続けます。私は青年会議所の活動を通じて成長をさせていただき、本当にたくさんの事を学ばせていただいたと感じています。成長させていただいた組織に感謝をし、これからもこの組織にたくさんの人が集い、共に学び、共に成長できる持続的な組織にしたいと強く願っています。しかし、2026年の終わりには、多数のメンバーが卒業を迎えます。地域社会のリーダーを輩出する各務原青年会議所がこれからも持続的な組織として力を発揮していくためには、メンバーを減らすことなく会員拡大運動を展開していく必要があります。まずは、多くのひとに各務原青年会議所に触れる機会を提供し、それぞれの価値観に寄り添った会員拡大運動を展開していく必要があります。

 また、ひとづくりもできる、まちづくりもできる、自己成長もできる、この魅力ある組織をもっと広めたい、ひとづくり運動やまちづくり運動をもっと活発化させたいと想っています。各務原市内では他団体の活動も行われており、各務原青年会議所が存在する時代から各務原青年会議所も存在する時代へと移り、拡大候補者の方々から私たちの組織を選ばれていない現状があります。これには各務原青年会議所の魅力を十分に伝えきれていないことがあげられます。青年会議所はリーダーを輩出する団体です。リーダーとして成長したひとは地域社会にとって必要な人財となることを確信しています。たくさんの方々に各務原青年会議所の魅力を発信するためには、メンバー全員で会員拡大運動を行う必要があります。そして何より大切なのは、運動を止めず、何度も何度も繰り返し続けることです。メンバーみんなで支え合って多くのひとが集う組織にしていきましょう。

 メンバーのみんな、胸を張って「青年会議所で一緒に活動しよう」この言葉を発信していきましょう。

 

【共に成長できる組織へ】

 私たちが活動をしていく上で欠かせないのが運営です。私は、青年会議所の単年度制において大切なことは引き継ぎであると感じています。しかし現状は十分な引き継ぎが行われておりません。この引き継ぎとは業務のみの引き継ぎではなく、とくに『想い』の引き継ぎが十分に行われていないと感じています。この想いの引き継ぎが行われないと、ただこなすだけの業務となってしまいます。どのような想いで運動を起こしたのか、どのようになってほしいと想って取り組んだのか、そしてやり遂げてどう想ったのか、『想い』を意識して引き継ぎしていきましょう。

 また組織内において理事の担い手の成長も急務であると考えます。組織の中核である理事メンバーが機能していないと組織は発展せず、やがて衰退していきます。私は、近年、各務原青年会議所の理事メンバーが変わっていない組織形態に危機を感じています。若手メンバーも理事メンバーとして活躍してほしい、そう強く願っています。まずは青年会議所の意義を共有し、青年会議所のメンバーである事を自覚し、組織運営を理解し組織で活動していく重要さを共有する必要があります。そして新しく理事を担ったメンバーやこれから理事の担い手となるメンバーが、この先の自分を描けるよう、ひとを大切にし、相手の事を想い、寄り添い接していく環境づくりが必要と考えます。

 私は青年会議所に入って、もっとメンバーが交流する場があっても良いと感じています。せっかく同じ組織に所属しているのに、職務が違うためあまり話したことがないなど、とても惜しいと感じています。現に、先輩方とあまり交流できないまま卒業を迎えられた方も多くいました。縁あってこの各務原青年会議所で出会い、この縁を持続的なものにするためにも共に過ごせる環境を創っていきます。

 メンバー全員で支え合って、各務原青年会議所の活動をし、共に成長する組織を築いていきましょう。

 

【次世代の意識改革】

 持続可能なまちにはリーダーが必要です。そして絶えずリーダーを輩出することが必要不可欠です。

私が同世代や若い世代の方たちと話していると、このままでいい。現状維持でよい。という言葉をよく耳にします。近年は、若い世代が次世代の担い手としての自覚が希薄になっている現状ですが、これは恵まれたこのまちで生きる若い世代の普通なのかもしれません。しかしこの先、リーダーがいなくなると、まちには課題ばかりが残り、ひとは離れ、衰退の一途をたどります。

 では、なぜリーダーとしての自覚が希薄になっているのでしょうか。私は、リーダーとしてのやりがい、なぜリーダーが必要なのか、リーダーになったその先を描けないなど、リーダーの本質に触れる機会が少ないからだと感じています。SNSが発達した世の中で、画面越しにリーダーを見ることができる時代です。しかし、ひととのコミュニケーションは会って、その人の熱量に触れ、体感することで共感が大切であると感じています。

 私たちは、まちの持続的な発展のために、次世代のリーダーを育成すべく、リーダーとしてのやりがいや楽しさに触れ、リーダーとしての意識が芽生える機会の提供をしていく必要があります。そして私は、このまちには次世代のリーダーとして活躍する人財が多くいると確信しています。私たちは、まちにリーダーを輩出する団体だからこそ、このまちに関わる若い世代が、次世代のリーダーとして成長できるよう、まずは意識改革を行い、私たち青年会議所もリーダーを輩出し続ける団体として、次世代のリーダー創出の礎となるよう努めていきます。

 これから先の担い手として、私たちの世代をはじめ若い世代がこのまちで活躍し、持続的なまちとして発展するよう共に未来を描きましょう。

 

【まちと市民を繋げる青年会議所】

 私が青春時代を過ごした思い出深いこのまちの魅力の1つでもある、新境川堤の桜並木も日本さくら名所100選に選ばれている全国で有数の観光スポットです。卒業式や入学式が行われる春には20万人規模の桜まつりが盛大に開催され、市外からも多くの人が集まり、ここ各務原のまちが賑わい、笑顔と春ならではの感動を味わわせてくれます。新境川堤に桜が植えられたのは、地元出身の歌舞伎役者、市川百十郎が、境川放水路の完成と工事犠牲者の慰霊を兼ねて、約1200本のソメイヨシノを寄贈したのがきっかけです。この市川百十郎が寄贈した桜は「百十郎桜」と呼ばれ現在でもなお、市民や観光客から親しまれています。

 さて、この百十郎桜はいつまで咲くことができるのでしょうか。

 もう寿命が近づいています。植樹から長年の年月が経った今では古木が多く、樹勢が衰え保護や管理が必要な桜もいくつかあり、各務原のまちから桜が消えてしまう未来が近く迫りつつあります。私たちは、ひとが集うこの名所を、各務原しかないこの桜を、諸先輩方が創り出したまちづくり事業を守っていく使命があります。今年で桜まつりは第50回という大きな節目を迎え、このまたとないこの機会に桜の現状を周知していく必要があります。やがて訪れる桜の再建は、行政のみでは遂行が難しいと考えられます。市民団体や市民、市民のみならず多くの方々を巻き込み執り行う必要があります。私たち各務原青年会議所は、行政と市民の間に入り、ハブとなってつながりを持ち、これから立ち向かわなければならないまちの課題に対して、一枚岩となり立ち向かえる体制を整える必要があります。

 行政や市民から必要とされる団体として、まちの課題に対して先導できるよう共にチカラを合わせ持続的なまちの創出をしていきましょう。

 

【想いを紡ぐ55周年】

 各務原青年会議所は1971年8月8日に全国で475番目の青年会議所として設立され、本年度で創立55周年を迎えます。

 『我々会員は、木曾川の清流と緑の山野に恵まれたこの青年都市各務原に、希望に満ちた明るい豊かな社会の実現を目指して若き力をここに結集しました。我々はJC三原則を信条とし、JC綱領に従い次代の担い手としての英知と情熱をもって、地域社会に貢献することを創立にあたり宣言いたします。』

 私は、2025年度のメモリアルデーの時にこの創立宣言文を読み上げさせていただきました。諸先輩方の熱意を感じステージ上で読み上げた際は、これまでに味わったことのない独特の雰囲気を感じました。毎年、毎年、各務原青年会議所のメモリアルデーで必ず読み上げられる創立宣言文。この文章こそが、私たちの原点である『想い』が詰まった各務原青年会議所だけの特別な文章であると身に染みて感じました。55年前に歩みを始めた各務原青年会議所。その時から55年もの長き年月を、歩みを止めることなく、まちのために活動を続け、数々の功績を残し、私たちに希望と夢を与えてくださいました諸先輩方に深い敬意を表します。

 この55周年の節目に、今までの歩みを振り返り、諸先輩方の『想い』を継承し、私たち現役メンバーが各務原青年会議所の一員であることの責任と誇りを持ち、これからの活動に邁進できるよう努めていきます。そして各務原青年会議所が持続的な組織となるよう「想い」を次世代へと紡いでいきます。たくさんのリーダーを輩出したこの各務原青年会議所がこれからも愛される団体であり続けるよう、この節目に記念事業を行い、まちと共存しこれからも歩み続けていきます。

 

【結びに】

 青年会議所は40歳で卒業する団体です。家庭も社業も大切なこの年代にあえて青年会議所と関わるのはなぜでしょうか。それは40歳から地域社会のリーダーとして、まちの課題、社会の課題に向き合い課題解決をしていく必要があるからだと私は考えます。40歳までに青年会議所で培った、圧倒的な出会いの数や素早い情報収集ができる仕組み構築、まちの課題に対して原因を追究し、その解決や対策に取り組むことで得た事業構築力、利害関係のない関係性でひとの心を動かし組織を運営する組織構築力、どれも地域社会から求められるものであると考えます。40歳までの学び舎で得たこのチカラを持続可能な地域社会の創生のために活かしていきましょう。

 諸先輩方からは「20代30代は若くていいね」こんな言葉をよくかけていただきます。この若くていいね、の20代30代をどう過ごすか。ひとつの節目である40歳が人生の分かれ道であると位置づけるならば、今、青年会議所のメンバーとしてやらなければならいことはどんなことがあるでしょうか。青年会議所はリーダーシップの開発と成長の提供する団体です。しかし40歳までしか青年会議所と共存することはできません。まずは自分が40歳になったときにどのようになっていたいか。そして40歳からの人生をどう過ごしていきたいかを描くことが大切です。ただ、今すぐに描くことができなくても大丈夫です。みんなの周りには最高の仲間がいます。この最高の仲間と何度も何度も繰り返し話して見つけていきましょう。共に過ごし、共に困難を乗り越えた仲間はこの先必ず支えになってくれます。

 この1年がみんなの人生において追い風となるよう、共に成長する1年にしましょう。

 そして、最高の仲間と明るい未来に向かって、共に歩んでいきましょう。

 

【基本方針】

一、リーダーシップを身に着けよう

一、全員で会員拡大をしよう

一、ひとを大切にしよう

一、つながりを意識しよう

一、継承し紡ぐ周年にしよう